目次
祇王寺とは?どんなお寺?
苔がはえた庭園(緑)が散りもみじ(赤)に覆われて、
紅葉カーペットのようになる美しさを堪能できちゃう。
散りもみじの名所、祇王寺(ぎおうじ)。
まずは祇王寺の全体を把握したい方はこちらの動画をご覧ください。
祇王寺の紅葉見頃はいつごろ?
■祇王寺の紅葉の見ごろ
11月下旬~12月上旬
混雑度★★★★■祇王寺(ぎおうじ)
【時間】9:00~16:30
【拝観料】300円
【御朱印】あり
【礼所等】
祇王寺の紅葉見どころ
紅葉写真:苔&散りもみじに注目
ちなみに新緑の季節の苔むした庭園はこんな感じ。
もふもふの「苔」に覆われてグリーンカーペット状態。
この季節もいいですね~
秋になるともみじが散り、苔の緑ともみじの豪華コラボ。
ウツクシイ・・・
苔の上だけでなく、あらゆる場所にモミジが張り付いてます。
散り紅葉に夢中になっていると下ばっかり向いてしまいますが、
見上げると茅葺屋根もモミジが。
紅葉写真:虹色に光る窓でエネルギー満タン
茅葺屋根の草庵の中に入ると「吉野窓」という窓があります。
この窓は竹格子の影が色づいて見えることから「虹の窓」ともいうそうです。
ボーッと眺めていたくなる場所です。
祇王寺の豆知識
平清盛に愛され、捨てられた女性の物語
祇王寺は平清盛に愛され、捨てられた
女性(祇王)の名前がお寺の名前になっています。
「祇王?一体、どんな女性だったの??」
と気になってしまう方の為に超簡単に説明すると・・・
むかしむかし・・
平清盛(たいらのきよもり)に愛されていた祇王という女性がいました。
しかし清盛は、違う女性(仏御前)に心変わりしちゃいます。
その結果、祇王は捨てられる事に・・
清盛に捨てられた祇王は、清盛のもとを離れ、出家。
ここ祇王寺(当時は寺じゃなかった)を住居にして暮らし始めます。
その後、、、
驚くことに清盛を祇王から奪った形になってしまった
女性(仏御前)が祇王のもとを訪れてきました。
「いつかは自分も捨てられるかも・・」
そう感じて、祇王のもとを訪れ、2人は修行をすることで一致団結。
生涯、この地で一緒に暮らした・・・
そんなエピソードが今に伝わっています。
いやー、彼氏を奪われた元カノが奪った女性を嫉妬して呪う・・
もしくは彼氏を奪った女性が元カノを徹底的に陥れる・・
そんなドロドロ劇にならなくてよかった・・
お二人とも本当に人間力高い女性ですね。
祇王寺に庵主は「9本指の芸妓さん」だった・・
祇王寺に行く前に読んでおきたい一冊があります。
祇王寺の庵主だった高岡智照 さんの自伝
「花喰鳥 上―京都祇王寺庵主自伝」(高岡智照 著)です。
明治時代、結婚の約束をした男性に
浮気心が無いことを伝えるために小指を切り落とした芸妓さんがいました。
その芸妓さんは、あまりの美貌で絵葉書にもなり大人気。
海外でも「9本指の芸妓」として話題に。
その後、2度の自殺未遂ののち、出家。
智照(ちしょう)と名乗り寂れていたお寺を復興させます。
このお寺が「祇王寺」
そんな波乱万丈な高岡智照さんのエピソードが広まり、
祇王寺は悩みをもった女性たちが殺到したそうです。
この本を読んで高岡さんのストーリーを知れば、
より一層、祇王寺を訪ねたくなるかも知れません。
(高岡さんは1994年に98歳で亡くなられています)
瀬戸内 寂聴さんの小説の題材にもなっています。
祇王寺のアクセス
■祇王寺
〒616-8435 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
・JR嵯峨野線 「嵯峨嵐山駅」から徒歩20分
・京福電鉄 「嵐山駅」から徒歩20分
【嵐山紅葉マップ】祇王寺周辺の紅葉名所
紅葉時期の京都はバスの混雑がスゴイ・・(汗)
できるだけ移動距離を少なくして、エリア別に徒歩などで攻めるのが効率的です!
嵐山周辺は紅葉名所がモリモリです。
・天龍寺
・宝厳院*ライトアップあり
・野宮神社
・常寂光寺
・二尊院
・厭離庵
・清涼寺
・宝筐院
・大覚寺*ライトアップあり
・祇王寺
・嵯峨鳥居本
・大悲閣千光寺
・鹿王院
・直指庵
・愛宕念仏寺
・化野念仏寺
■嵐山周辺の紅葉名所17選。紅葉の見頃、混雑情報、立ち寄りスポットを紹介
二尊院の紅葉(祇王寺から徒歩4分)
京都・嵐山のシンボル「渡月橋」から徒歩約20分ほどの場所にある天台宗のお寺、二尊院
「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の二体をご本尊とすることから「二尊院」という名前になったとか。
紅葉名所としても知られ、「紅葉の馬場」と呼ばれる参道が有名です。
■二尊院の写真満載の紅葉現地レポはこちら↓
厭離庵(祇王寺から徒歩4分)
嵐山にあるお寺、厭離庵(えんりあん)
通常は非公開ですが、紅葉シーズン限定で公開されます。
紅葉シーズンに混雑しがちな嵐山の中では穴場です。
鎌倉時代の歌人である藤原定家(ふじわらのさだいえ)が
あの”百人一首”を選んだ山荘跡と伝わります。
宝筐院(二尊院から徒歩8分)
宝筐院(ほうきょういん)の建立は平安時代。
白河天皇(1053~1129)の祈願寺として創建。
かつては敵同士であった楠木正行(楠木正成の息子)と
足利義詮(室町幕府の2代将軍)の墓が仲良く並んでいます。
秋の紅葉の美しさが素晴らしく人気の紅葉名所です。
「嵐山の紅葉ではここが一番のオススメ。とっておきの場所です」
(by人力車のお兄さん^^)
素晴らしい紅葉にも関わらず大混雑はなく、個人的にもオススメのスポットです。
まとめ
散紅葉目当てに12月上旬に訪れてもいいかも知れません。
■清水寺周辺の紅葉名所11選
■京都駅周辺の紅葉名所6選
■南禅寺・永観堂周辺の紅葉名所12選
■貴船神社周辺の紅葉名所2選
■詩仙堂周辺の紅葉名所10選
■善峯寺周辺の紅葉名所5選
■毘沙門堂周辺(山科・醍醐)の紅葉スポット4選
■神護寺周辺の紅葉名所3選
■鷹峯・上賀茂 神社周辺 の紅葉名所7選
■【京都】紅葉名所な神社とお寺95選|紅葉&御朱印めぐりで楽しみ倍増。
紅葉と一緒に御朱印めぐりもしたい方はこちら↓
【御朱印(京都版)】まとめはこちら↓
・一人参加限定(1名1室確約)
・3密を避けて一人で二席使えるバスツアー
・開門前に優先拝観できるプラン
などもあります。
↓
・京都の紅葉名所ツアーを探す
※Go Toトラベルキャンペーンは2020年10月発~2021年1月31日(宿泊旅行2021年2月1日帰着)までが対象(予定)
[…] ・大覚寺 |格式高く革新的なお寺 ・祇王寺|散り紅葉の名所 ・野宮神社|”源氏物語”の舞台 […]